世界のレシピを紐解く1 ~Shih Yuan Hsuのレシピ~
世界トップレベルのバリスタたちが大会で披露したレシピを一緒に見ていきましょう。
第1回はこのレシピ!
大会:2022 World Brewers Cup Finals
選手:Shih Yuan Hsu(台湾)
所属:UCC台湾
成績:優勝
抽出方法について見てみましょう。
コーヒー豆:14g
お湯:200g
レシピ:50gのお湯を4回に分けて30秒ずつ注ぐ
ドリッパー:?(何だろう...?ウェーブフィルターを使用しています。)
① 0:30 50g
② 1:00 100g
③ 1:30 150g
④ 2:00 200g finish
一見単純ですが、注ぐスピードやお湯の温度がしっかりと管理されています。
1投目は、70℃のお湯を75ppmで注いでいます。1投目を低い温度で抽出することでアロマを広げ、明るい酸味を引き出すことができるようです。
2投目は、90℃のお湯を90ppmで注いでいます。1投目よりも高い温度、早いスピードで注ぐことで成分を効率的に抽出しています。
3投目と4投目は、2投目と同じスピードと温度です。
また、彼女は使用する豆の粒度も管理しており、1000μmの豆を75%、800μmの豆を25%使用しています。2種類の粒度を使い分けることで、それぞれのサイズが持つ特徴を効率的に抽出しているわけですね。良いとこどり!
今回彼女が使用した豆は以下の通り
生産国:コロンビア
農園:ミカヴァ
品種:ゲイシャ
プロセス:ナチュラル
【まとめ】
温度の異なるお湯を使用するにはドリップケトルが2つ以上必要になるので家庭では再現が難しいかもしれません...。しかし、抽出スピードやお湯の温度は、コーヒーの完成度を決める重要なファクターです。是非真似できるところから真似していきましょう。それにしてもこのドリッパーは何でしょうか?知っている方がいたら教えてください泣!
大会の様子はこちら!
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